12月19日(土)、鹿児島大学共通教育「地域防災学実践」(岩船昌起先生)で「災害と史料の保存1・2」(2コマ)を担当しました。
本講義は、
Zoomによるリアルタイム配信と、
Miro(
マインドマップツール)を活用し、鹿児島市内における豪雨災害を想定して、
①地域の特徴をつかむ(広場・公園・オープンスペース、水路・河川、浸水時に駆け込みできる建物、公的避難所・避難場所、防災資源など)
②風水害による災害時に危険となるところとその理由を考える
③この地域の風水害に対する弱い点と強い点を考える
④指定文化財の分布を確認する
⑤文化財(指定・未指定)消滅のリスクに対する対処方法をまとめる
という作業を行いました。
特に⑤では、「リスク対処法チャート」を用いて、
縦軸を「被害は出さない———被害は出る(ことを覚悟する)」、
横軸を「被害そのものに立ち向かう———被害そのものには立ち向かわない」と設定し、
軽減対策:リスクの発生確率や影響度そのものを減ずる
受容対策:リスクがいつか顕在化することを想定事象として受け入れ、それに備える
回避対策:リスクにさらされる要因そのものを取り除く
転嫁対策:いざとなったときのリスクの責任を第三者と共有/移譲する
を考えました。



このような機会を与えてくださったうえに、当日、さまざまなサポートをしてくださった岩船先生に、心より感謝申し上げます。
本授業の様子をまとめました。
「大規模自然災害を想定した文化財保全オンラインシミュレーションの方法論的探究」(『九州保健福祉大学博物館学年報』10,2021年)